2012年3月27日火曜日

亜鉛とビタミンC、D、Eのサプリメントを朝食後にまとめて飲んでいるのですが、分け...

亜鉛とビタミンC、D、Eのサプリメントを朝食後にまとめて飲んでいるのですが、分けるほうがいいですか?




また、このような摂取の仕方が良いというのもあればご回答お願いします







亜鉛・ビタミンC、D、Eのサプリメントを朝食後まとめて飲むことは、まったく問題ありません。

しかし、こうすればもっとよい飲み方だという方法があります。

亜鉛はミネラル。ビタミンCは水溶性ビタミン。ビタミンD、Eは脂溶性ビタミンです。

ここで、もっとよい飲み方というのは、亜鉛とビタミンCは脂溶性でないため、体の中にとどまっている時間がとても短いのです。

できれば、3度の食事の後すぐという方法が、亜鉛とビタミンCには言えることです。

しかし、亜鉛もビタミンCも、1日1錠というタイプは多いですよね。この場合は朝まとめて飲むことがよいと思います。

もし、亜鉛とビタミンCが、2回、あるいは3回に分けて飲めるタイプであれば、朝昼夜に分けて飲まれた方が体への効果が違います。

特にビタミンCは、ストレスで生じる活性酸素を退治します。朝だけ飲むと、午後からのストレスによって発生する活性酸素には、朝飲んだビタミンCの効力はほとんどありません。

この点で、特にビタミンCは3度に分けられる方が効果的です。今、摂取されているビタミンCが1日1回のタイプであれば、次回購入されるときは、3回に分けて摂取できるタイプがよいと思います。

また、ビタミンCは大目に飲んでも過剰症がない水溶性ビタミンですから、ストレスが多いときなど、ビタミンCのサプリメントの箱などに表示されている量より多くとっても問題ありません。そうされてもいいと思います。摂取量をお守りくださいと書かれているでしょうが、それはメーカーが、何かあったときのための用心に記載しているものに過ぎません。ビタミンCのサプリメントによる事故は起こっていない筈です。

しかし、ビタミンCがアスコルビン酸ナトリウムである場合は、ナトリウムの摂り過ぎによる血圧の上昇がありますから、摂取量を守られた方がよいでしょう。



亜鉛ですが、これは食後摂取すると食物繊維や大豆に含まれるフィチン酸によって吸収が阻害されます。

個人差があり、10分の1程度しか亜鉛が吸収されない人もいます。

ところが、クエン酸を亜鉛と一緒に摂ると、クエン酸が亜鉛を包み込み、食物繊維などからの影響を大幅に減らし、かなりの量が体内に吸収されます。これをキレート作用と呼びます。梅干2個か、みかん1個、一緒に食べられると、キレート作用が起こります。クエン酸のサプリメントを亜鉛と一緒に摂る人もいます。

更に、ビタミンCはキレート作用を強め、亜鉛の吸収率を上げます。

亜鉛・クエン酸・ビタミンCの同時摂取により、吸収されにくい亜鉛が格段に吸収されやすくなります。

クエン酸の多い食べ物としては、みかんなどの柑橘類、梅干、キウイフルーツなどがあります。工夫されてみてください。これも個人差があり、亜鉛1割の吸収率が9割まで上がる人もいます。



ビタミンD、Eは脂溶性です。脂質成分のある食品を食べた後、摂取されることが望ましいです。

牛乳コップ一杯(200ml)に、脂質は7mg前後入っています。この量で十分ビタミンD、Eは吸収されます。



最後に、ビタミンCとビタミンEはできるだけセットで摂取されることをお勧めします。

朝一緒に摂取されているので、それでよろしいのですが、もし、昼・夜もビタミンCを摂取されるのであれば、ビタミンEも一緒に摂取されると効果が上がります。

ビタミンCとEは、人体の異なる場所で活性酸素を退治しているのですが、活性酸素を退治し、エネルギー切れになったビタミンEをビタミンCが十分ある体内環境では、ビタミンCがEを復活させるからです。



まとめると、亜鉛、ビタミンC、D、E、クエン酸を一緒に、3度の食事の後すぐ取られる方法がベストです。



長文になり申しわけありません。ご参考になることがあれば嬉しいです。

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